父親は国民的俳優の佐田啓二、中井貴一が俳優を目指した理由とは!?

現在、俳優として活躍している中井貴一さん。

 

ダンディな印象で高い演技力を持ち、優しい性格から多くの人に愛されています。

 

映画やドラマで大活躍している中井貴一さんですが、どうして俳優を志そうと思ったのでしょうか?

 

 

 

 

実は父親は国民的俳優だった!?

中井貴一さんの父親は国民的俳優の佐田啓二さんだということはご存知でしょうか?

 

写真を見たのですが、正直、めちゃくちゃかっこいいです。

 

また、お姉さんも女優さんとして活躍されているようです。

 

お母さんは芸能人ではないようですが、170cmほどあり、お店の看板娘だったそうですよ!

 

↓中井喜一さんの家族全員の顔写真をみたい方はこちらから

 

 

 

俳優だけはならないと思っていた…

中井貴一さんの父親の佐田啓二さんは国民的俳優でしたが、37歳のときに自動車事故で亡くなってしまいました。

 

そのとき、中井貴一さんはまだ2歳。

 

「俺はまったく親父を知らない。お父さんが俳優さんだったって情報はある。でも肌のぬくもりも知らなきゃ声も知らなかった」

 

確かに、2歳の頃の記憶はほとんどないですよね。

 

小学生のときには、父親のことを知るために丸の内のフィルムセンターに行って、そこで父親の出演映画を見ていたりしたそうですが、そのころは「あの世界だけは絶対行かないだろうなと思っていた」と言います。

 

 

では、どうして俳優という道に進むことになったのでしょうか?

 

 

 

 

役者の道に進むことになったきっかけは?

「役者の道には進まないだろう」と考えていた中井貴一さん。

 

ですが、大学時代にスカウトされ、役者の道に入ることになりました。

 

 

一緒にエピソードトークを展開していた佐藤浩市さんに、

 

 

「浩市の場合はお父様が、(俳優の)三國(連太郎)さんがご存命だったからその背中が見れていたじゃん」

 

と語りかけ、さらに

 

「俺の場合は背中がなかったので、その背中を見たい、感じたい。それで自分の将来をそこで決めたいというのがあって同じ仕事をしてみた。そこが出発点だった」

 

と自身が俳優を志した理由を語っていました。

 

 

父親の佐田啓二さんにとの記憶はほとんどなかった中井貴一さんですが、父親の背中は追ってみたくなるものなんですね。

 

 

 

目指すは棒読みで感情が伝わる俳優になること

フジテレビのドラマ「最後から二番目の恋」では平凡な市役所職員を、NHK時代劇「雲霧仁左衛門」では盗賊の長を演じるなど、同時期に全く異なる演技を見せることがある中井貴一さん。

 

同時期に全く異なる役を演じるというのはプロの役者さんでも相当難しいことなのではないでしょうか。

 

そんなことを高レベルでやってのけてしまう中井貴一さんはすごいですよね。

 

「エンターテインメントは、常に緩急だと思っています。それは俳優人生も同じです。俳優の人生を一つの映画とした場合、そこにも緩急を考えながらお客さんに見せていきたい。

僕は19歳で会社を作り、自分で判断したり、スタッフたちと相談しながら物事を決められる状況にありました。そうすると、どうしても選ぶ仕事が自分の好みに寄りがちになってしまうことがあります。なるべくそれを払拭して、それでも役の好き嫌いはどうしても出てしまいますが、その選び方に緩急をつけることで、お客さんに飽きないようにしていただきたいという気持ちは強くあると思います。ですから、軽い役と重い役とを配分してやっていくということは意識しているつもりです」

 

19歳で会社を作ったというのは驚きですが、お客さん第一という謙虚な姿勢は中井貴一さんの魅力ですよね。

 

 

そんな中井貴一さんが目指す役者像とはどういったものなのでしょうか?

 

「結局、自分は自分でしかありません。でも、どういう風にその味を変えられるかは考えています。最終的な狙いは、内面を変えることで、観ている方に外面まで変わったように見せたい。

これは子供の頃から、おふくろに聞いていた話なのですが。小津安二郎監督が、祇園で六代目の尾上菊五郎さんと飲んだ時のことです。小津先生の前で菊五郎さんはだいぶお酒が進んで、踊りを始めたそうなんです。

着ていた着物を脱いでふんどし一枚になって、そこにいた芸妓に三味線を弾かせながら踊った。最初は立役(男)で踊り始めて、途中から女形になり、最後はまた立役に戻る。

それを見た小津監督がおふくろにこう言ったそうです。『でぶっとしたふんどし姿のオッサンが綺麗な女になったと思ったら、最後にまた男に変わっていったんだ』と。衣装を変えたら男が女になる──歌舞伎って、そんなもんじゃないんですよね。太った男がふんどし一丁でも、お客には女だと思わせることができる。それが歌舞伎役者だということを六代目は小津先生に見せて、先生はそれを受け取った。

先生の映画もそうなんですよね。笠智衆さんがずっとセリフを棒読みしているように思えるのに、その中に常に感情があるようにお客には聞こえてくる。

その話を子供の頃から聞いていて、見てくれを大きく変えることよりも、見てくれには大きな変化はないけれども全く違う人間に見える俳優になりたいと思いました。棒読みで感情が伝わる俳優になることを目指しています。物真似というわけではないですが、笠さんのように『みんなはどうしてる?』『そうかい、よかった』それだけで、どれだけ家族を心配するかを表現できる俳優になりたいですね。

そのためには、今は声だったりとか言霊の大切さを意識しています。『サラメシ』という番組のナレーションをしていますが、あれもその通過点の一つです。声だけで、夜に観ている人の精神を昼に戻したい」

 

最近は、特にナレーションの仕事に力を入れているようです。

 

 

目標を高く持ち、親子共々国民的俳優になった中井貴一さん、今後の活躍も楽しみですね!

 

 

 

 

 

引用元:週刊ポスト2016年11月11日号、スポニチ